皆さま、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ西冨ブログをよろしくおねがいします。
去年、NSRを購入したわけですが、これから買う方の参考になればと思い、今日は僕が購入する前に注意して見た部分についてまとめます。
素人感が滲み出てますが、実際にNSRについては知らないことしかないので、色々教えて頂ければ幸いです。
バイクを購入するとき
原則、バイクを中古で買うときは、限りなく純正の車体を買うのが基本。
個人売買でよくフルカスタム!とか言ってべらぼうに高い金額を設定している人がいるが、どこをどう改造されてるかわからないし、個人の自慰的なカスタムをされてるものを欲しいとは思わないのが普通だと思います。
だからどれだけ高いパーツをつけていようが、カスタム車はバ○ク王とかの査定では安くされちゃう。
まだ現行の250とかであれば、カスタムされている箇所はレバーとかミラーとかハンドルとか、マフラーとか、ほとんどが見た目にしか影響がない部分(マフラーはほとんどセッティングされてないので、パワーダウンしてる)ぐらいなので、まだ安心して買えるし、最新のバイクはすごくて、まぁ壊れない。
買ったあと実家の冷蔵庫みたいにベタベタ貼られてるステッカーを剥がすのに苦労しそう。
そもそも、エンジンに悪影響を与えるようなカスタムが容易にできなくなってる。強いて言うならマフラー交換でインジェクションエラーが出ないようにセンサー類をキャンセルしてるぐらいでしょうか。
ちなみに僕のGSX-R1000はキャンセルしてあります。
ただ、mc21とかの昔のバイクは別。ケーブルを2本細工するだけでアホみたいに簡単にリミッターとかもカットできちゃう。
だから、昔のバイクを購入する時は出来る限り現車確認しましょう。
僕がmc21を購入した時に注意して見た部分を書いていきます。
PGMⅢ
点火のタイミングを制御しているNSRでいう脳みそ部分。かなり高い。割と簡単に壊れる。それこそバッテリーがない状態で始動しようとするだけで壊れる。
壊れている物は購入の選択肢に入らない。
まぁ、エンジンが始動するものは大抵大丈夫。
RCバルブ
RCバルブは、簡単に言うとトルクの変動が激しいツーストロークでも、低回転〜高回転全てで乗りやすくするためのもの。
詳しくはここで
ここが動かない物は購入の選択肢に入らない。
カーボンの蓄積だったりで動かない時もある。そのときはOHすれば解決するが、PGMが破損していた場合、基盤が損傷していなければ修理可能だが、完全に焼けてしまっている場合はアウトです。現車確認でそこまで細かく見ることは難しいので、ナシです。
レギュレートレクチファイア
レギュレータです。発電された電気を整流する部分。
GSXRとかはこの部分が弱い。まぁ大抵のバイクは20000kmを超えたあたりで壊れるか。
GSXRだったらまだ笑い話で済みますが、NSRの場合はシャレにならない。PGMⅢが破損する。
mc21は放熱に弱いが、対策品が出ています。
対策品に換装されてて安心。されてなくてもまぁそんなに高くないので大丈夫。
ハーネス周り
昔NSRカスタム雑誌とかが大量に出て、リミッターカット手法が死ぬほど流行っていたらしい。なので、大抵イジられています。
今回購入した物はすでにリミッターカット済みと書かれていましたが、まずリアカウルを外してどうなっているかを確認するべきです。
大抵はノーマルハーネスに強引に加工されています。
スタンドを立てた状態で一速に入れた時にエンジンが止まらなければ、リミッターカット、そうでなくても何かしら電装関係で異常が起きてます。
リミッターカットって響きは最高ですが、正直リスクがあまりにも大きすぎます。
低回転の時はカブりますし、高回転だとオイルが少なすぎてほぼ焼きつきます。キャブのセッティングは必須。
どうしてもSPが欲しかった(あとドッグファイトのチャンバー)ので買いましたが、本当はリミッターカットされてない物が良かった…
2019/9/3追記
購入してから気づいたことですが…
ホース類
年月が経って一番最初にヘタってくるのはゴム類です。
ラジエーターホース等が硬化しているのであればメンテされてない車体かもです。
エンジンOH済みとか書いてるのにホース類が硬化してるなら十中八九嘘です。ラジエーターホースとかまだ部品出るので
吹け上がり
これは確認させてくれるかはわかりませんが…
綺麗に吹け上がるのは勿論ですが、アクセルを戻した後、
フラットにアイドリングまで戻るか確認しましょう。
調子が良くないバイクだと、どこかの回転数で一旦止まってからアイドリングまで戻ります。(近所のバイク屋談)
最後に
大体こんな感じです。
それ以外の故障は年相応ということで。
死ぬほど金かかりそう…