※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

バイク メンテナンス

エストレヤの持病、バルブクリアランス(タペット)の調整をする

どうも、Nissyです。

私のエストレヤですが、キャブを洗ったりゴムやパッキン類を新品に交換したりしているのですが、なぜかアイドリングが不安定になる。

エストレヤは結構有名な持病があって、バルブのクリアランスの調整を定期的に行わないとよくエンストするのですが、どうやらアイドリングにも影響があるよう。

なので、今回はエストレヤのバルブのクリアランス調整をしていきたいと思います。

バルブクリアランスが狂っているときに出る症状

バルブクリアランスが規定値からずれている場合、いろいろな症状が発生します。

エンストする

信号が変わったときなどに、クラッチを切って惰性で走っているときにエンストしたりします。

エストレヤでは特に多く発生する現象かと思います。

アイドリングが不安定になる

アイドリングが不安定になることがあるようです。

私のエストレヤの不具合はこれではないかと推測しています。

 

 

クリアランス調整に必要な工具

クリアランス調整には、シックネスゲージと呼ばれる測定器が必要です。

よくある”令和最新版”みたいな中華製のほうが安いですが、かなりシビアな精度が求められるので日本製のほうが安心です。

 

枚数が多いほうが安心ですが、まぁ0.20mmと0.15mmが測れれば十分かと思います。

 

あとはプラグレンチとかソケットとかマイナスドライバーとか、基本的な工具があれば大丈夫です。(タイヤレバーもあった方がいい)

 

バルブクリアランス調整の手順

早速バルブクリアランスの調整を行います。

車両によっては難しいかもしれませんが、少なくともエストレヤの場合はそんなに難しくありません。

プラグを外す

まずはプラグを外しましょう。

普通にプラグレンチで回すだけですね。

 

圧縮上死点を出す

次に圧縮上死点を出します。

難しいワードですが特に気にしなくて大丈夫です。

 

まずは車両左側のカバーを外します。

今回はタイヤレバーではずしました。

次に、シリンダーカバーを開けます。(やり方によっては開けなくてもいいです)

その後、下記の写真のようにソケットを刺して反時計回りに回していきます。

このとき、プラグホールに手を当てながら行ってください。

 

下記の写真のように〇印が一番上に来たあたりで、プラグホールから結構強い勢いで空気が噴出します。そこが圧縮上死点です。

ほかにも圧縮上死点の出し方はいろいろあるので、参考程度にお願いします。

 

バルブクリアランスを調整する

圧縮上死点を出したら、あとはクリアランスを調整するだけです。(これが一番しんどいですが)

工具が入らなかったらタンクを外してください。

私の車両は社外タンクだったので外さなくてもできました。

 

まずはエンジン上部にある蓋を外します。(吸気側と排気側の二か所があります。)

 

外した写真がこちらです。

ここのクリアランスを調整するのが今回の目的ですね。

 

まずはソケットか眼鏡レンチかで六角ボルトを緩めます。

結構硬かったりするので舐めないように注意してください。

 

緩めたら、次はマイナスドライバーでクリアランスを調整します。

下記の写真のようにシクネスゲージを挟んで、クリアランスが規定値になるまでマイナスドライバーで調整します。

規定値は、

吸気側:0.10mm~0.15mm

排気側:0.17mm~0.22mm

らしいので、これに合うように調整します。(ちゃんとマニュアルを参照してね)

これがまた難しいのですが、ぎりぎりゲージが入るか入らないかくらいの調整を行います。

私の場合は

吸気側 → 0.15mmが通らないくらい

排気側 → 0.20mmがギリギリ通るくらい

で調整しました。

調整が完了したら六角ボルトを締めます。この時に調整したクリアランスからずれることがあるので再度シクネスゲージを使って規定値になっているか確認しましょう。

規定値になっていることを確認したら、あとは外した蓋とかを戻して終わりです。

 

エンジンをかけて調子をみる

すべて完了したら、早速エンジンをかけて調子を見ます。

クリアランスによっては、エンジンをかけることで規定値通りになっているかどうかを判断できます。

規定値よりも広い(大きくなる)場合の症状

規定値よりもクリアランスを広くしてしまうと、エンストの原因になります。

また、高回転域でのパワーダウンになることもあります。

また、異音がすることもあります。

規定値よりも狭い(小さい)場合の症状

規定値よりも小さい場合、アフターファイアの原因になります。

私は最初規定値よりも狭くしてしまっており、すさまじいアフターファイアが発生しました。

 

どちらにしても、故障する確率は上がるので、上記の減少が発生したらしっかり規定値に設定しなおしましょう。

 

最後に

アイドリングはいい感じになった。アイドリングは。

 

 

-バイク, メンテナンス