どうも西冨ブラザーズのtommyです。
今日はバイクでツーリング中に撮影した動画をモトブログ(motovlog)として残す際に、会話まで残す方法について考えてみます。
1人分の音声を録音するのは結構簡単ですが、友達と喋っている音声を録音するのには少し工夫が必要になります。
僕たちもYouTubeにモトブログ(低クオリティ)をUPしていますが、ツーリング中の会話を録音する方法は3パターンくらい試しています。
- それぞれマイクで自分の声を録音する
- LINE通話で会話をしてそれを録音する
- インカムから出る音と自分の声を録音する
現在は3の方法で録音していますが、それぞれメリット・デメリットがあるので、その辺の話とかやり方について備忘録を兼ねて書いていこうと思います。
モトブログを始めたいけど録音方法がわからないって人の参考に少しくらいはなると思います。
もくじ
それぞれマイクで自分の声を録音する方法
まずはどんな感じで録音できてるのか聞いてもらうのが早いと思います。
この方法で録音しているのはこの動画です。
音質に関しては、使っているマイクの性能がモロに出るのでその辺も含めて下に書いていきます。
具体的な録音方法
これはすごく単純で、ピンマイクを人数分用意してそれぞれヘルメットの中に仕込んで録音します。
後でそれをAudacityとかでくっつけて、動画に合わせるといった感じです。
会話自体はインカムで行っているので、ヘルメットの中にはインカムのマイクと録音用のマイクがあることになります。
使っているマイクは、他の人もよく使っているバッファローのこれです。
こちらのマイクをヘルメットの顎のあたり(インカムのマイクと同じところらへん)に設置して、ボイスレコーダーかスマホに繋いで録音してました。
この方法のメリット
この方法のメリットは、それぞれ声を録音して後でくっつけるので、誰かの声が小さかったりしても調整すれば他の人の声の大きさと合わせられます。
1人だけ声が大きかったり小さかったりしても後で調整可能という点で、他の方法と比べると優っています。
この方法のデメリット
この方法のデメリットは編集がめちゃくちゃ大変になるところです。
人数分の音量調整にタイミングの調整も必要なので、手間を考えると正直2人までが限界です。
特にタイミングの調整が地獄で、少しでもズレると声が2重に聞こえたり会話のタイミングがズレたりするので見づらい動画になってしまいます。
また、インカムの音も結構拾ってしまうのでお互いの声が2重で聞こえることもあります。
LINE通話で会話をしてそれを録音する方法
次はインカムではなくLINE通話で会話をして、そのLINE通話自体を録音してしまうという方法です。
この方法で録音した動画はこちらです。
具体的な録音方法
まずはスマホにイヤホンマイクを挿して、イヤホンは耳、マイク部分は口元にくるように調整します。マイク部分が風に当たらないようにすると雑音が入りにくいです。
そしてツーリングメンバーでLINEグループを作って、グループ通話を始めます。
あとはその通話を録音するだけなのですが、アプリでできたら楽ですが確かなかった気がします。ある場合はそちらを使ってください。
僕のLINE通話の録音手順はこんな感じです。
- 家のPCにLINEをインストールしアカウントを取得しておく
- PCのLINEアカウントでツーリングのグループ通話に参加する
- Audacityで通話の内容を録音する
こんな感じです。PCだとLINEの通話は簡単に録音できます。
「Googleリモートデスクトップ」を使えば外からでもスマホで家のPCを操作できるので、録音を始めたいタイミングでPCを操作して録音を始めてください。
詳しい方法を知りたい方がいれば、こちらの方法についての詳しい記事を書こうと思うので気軽コメントとかでお申し付けください。
この方法のメリット
この方法のメリットはインカムを持っていなくてもできる点と、人数制限がほぼないという点です。
LINEのグループ通話の上限が200人らしいので、普通にツーリングをする分には人数の制約はないといってもいいです。
友達が多い人は「200人でモトブログしてみた!」とかをやってみてほしいです。笑
この方法のデメリット
この方法のデメリットは通信環境にかなり左右される点です。
目の前にいる人とLINE通話をしたことがある人なら分かるかもしれませんが、実際に喋った声が届くまでに少し遅延があります。
通信環境が良ければ特に気にならない程度なのですが、電波がわるいところや通信制限中だとこの遅延が数十秒になったりすることもあります。(ついでに音質も悪くなります)
あとそもそも圏外だと通信できないので使えません。
バイクだと山の中とか圏外になる場所を走ったりするのでこれがけっこう致命的です。
圏外で通話が途切れると繋ぎ直すために一回止まらないといけないので、これがLINE通話がインカムの代わりに使えない理由だったりもします。
インカムから出る音と自分の声を録音する方法
たぶん一番やってる人が多い方法だと思いますが、マイクを二つ用意して自分の声とインカムのスピーカの音を同時に録音するというやつです。
この方法で録音している動画はこちらです。
具体的な録音方法
まずマイクを二つ用意するのですが、そのマイクは1番目の方法で使っているマイクと同じものを使っています。
そして、その二つマイクの入力を1つにするためにこのアダプターを使います。
使っているアクションカメラにそのまま挿せる場合はこの状態で挿したら録音できますが、僕が使っているカメラはマイクが使えないのでスマホに挿して録音してます。
スマホに挿す時、3極プラグだとうまく録音できないことがあるので4極プラグを3極プラグ(マイクとイヤホン)に変換するものも用意しておくといいです。
これで録音ができたら、あとはマイクをヘルメットの中に設置するだけです。
自分の声を録音する方は口の近く、インカムの音(他の人の声)を録音する方はスピーカーの近くに設置しましょう。
これでツーリング中に仲間の声と自分の声を録音できます。
この方法のメリット
この方法のメリットは編集が楽な点と安定している点です。
1番目の方法のように全員の声が別々の音声ファイルになることもなければ、2番目の方法のように通信環境に左右されることもありません。
この方法のデメリット
この方法のデメリットはインカムの接続に制限がある点と、ヘルメットの中の配線が増える点です。
インカムは多くても8台くらいしか接続できないです。実際僕が使っているインカムは4台までしか接続できませんし、そうなるとそもそも全員で会話ができないです。
また、インカムだけでもヘルメットの中の配線が気持ち悪かったりしますが、そこにマイク二つ分が追加されるので嫌ですね。
モトブログをするたびにセッティングするのも面倒なので、一度セッティングしたヘルメットはモトブログ専用ヘルメットになってしまうでしょう。
動画と音声のタイミングを合わせるコツ
今回紹介した3つの方法ですが、僕は基本的に映像と音声は別撮りです。(使っているカメラにマイクを接続できないため)
カメラにマイクを接続できれば、録画と録音を同時にできて一番楽ですが、そうできない人も多いはず。
その時に発生する手間として、映像と音声のタイミングを合わせるという作業があります。
映像と音声をタイミングを合わせるためには、音の波形を見ます。
つまり映像用のカメラと録音用のマイクに特長的な同じ波形があれば合わせやすいです。
例えばこんな感じです。
これは動画編集ソフトのタイムラインですが、上が映像の音の波形で下が別で撮った音声の波形です。
ここには手を4回叩く音が入っていて、それが山になっています。
この動画ではその部分を映像と音声の音合わせに使っているというわけです。
ちなみにバイクが発進してしまうとこんな感じなので音合わせは難しいです。
かなり長くなってしまったのでここまでにしようと思いますが、何か気になることとかがあったらぜひコメントかツイッターとかでメッセージを送っていただけるとお答えできると思います。
では、