どうも、大学時代は塾の先生をしていたtommyです。
さて、中高生のみなさんはそろそろ夏休みですね。
そして夏休みの名物といえば学校から出される大量の宿題です。
その宿題を夏休みが始まって1週間とかで終わらせてしまう人っていますよね。
大抵の親も「早く宿題終わらせなさい!」と言ってきます。
そこでなんですが、果たして本当に夏休みの宿題をすぐに終わらせてしまうことって良いことなんですか?
今回はそのことについて考えていきたいと思います。
それではまず夏休みの宿題が存在している理由から考えていきましょう。
そもそもなぜ宿題があるのか
これはほとんどの人は分かっている事だと思います。
まず夏休みって大体1ヶ月以上学校が休みになりますよね。
もし夏休みの宿題がなければ1ヶ月間遊び放題で最高のサマーバケーションになる事でしょう。
しかし、1ヶ月勉強をしないとどうなるか分かりますか?
簡単です、アホになります。
夏休みが明けて皆さんがアホになっていたら流石に学校の先生も困ってしまいます。
夏休みの宿題は生徒への嫌がらせなどでは決してありません。
学校の先生は生徒たちにアホになってほしくないから宿題を出しているんですね。
アホにならないためには
有名な話で「エビングハウスの忘却曲線」というのがあります。それによると人間は覚えたことを1ヶ月後には約8割忘れてしまうらしいです。
何もしなければ勉強した事はほぼ記憶に残らないって事ですね。
その証拠にほとんどの大人は数学や理科の勉強をしないので、中学生レベルの問題すら解くことができなくなっています。(その代わりに別の勉強をしています。)
逆に、毎日ちょっとでも復習をして思い出しれいれば、記憶が定着して時間が経っても忘れなくなるとも言われています。(忘れたとしてもすぐに思い出せるようになる)
なので学校では授業のたびに前回の内容の復習をしてから次に進んだりしますよね。
つまり夏休みでも毎日小さな復習をしていく必要があるのです。
先生が夏休みの宿題を配るとき「毎日コツコツやれば終わる量だ」と説明するのは、毎日コツコツやってくれ!という意味です。たぶん
結論
ハッキリ言ってしまうと、夏休みの宿題は毎日コツコツやらなければ意味がありません。
最初の1週間で一気に終わらせたとしても、その後1ヶ月間なにもしなければやった事はほとんど忘れてしまうので意味がないです。
逆に最後の1週間で一気にやってしまうのも、最初の1ヶ月でアホになってしまっているので意味がないですね。
よく夏休みの宿題は「早めに終わらせる派」か「ギリギリまでやらない派」かで盛り上がったりしますが、「毎日コツコツやる派」でない以上どちらも「一気に終わらせる派」であることに変わりはありません。
結論としては、夏休みの最初であろうが最後であろうが宿題を「一気に終わらせる」ということ自体があまり良いことではないのです。
ここまで色々と偉そうな事を言いましたが、僕は「ギリギリまでやらない派」でした。
同士のみんな、それで困ったことは一度もないから安心して!
あ、答えは絶対に写さないようにしましょう。
それでは。アデュー