どうもtommyです。
突然ですが、2020年から高等教育の無償化(一部の家計基準と成績を満たした場合のみ)が決定し、大学や専門学校へ進学するための金銭的なハードルが下がりつつあります。
そして、勉強ができて良い高校や大学へ進学することが後の人生の選択肢を広げることに繋がるのはよく言われていることですよね。
それは大人になると特に実感するので、子供が中学生くらいになると塾に行かせるかどうか悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
塾には大きく分けて集団授業と個別指導の2種類があります。
ちなみに僕自身、中学生の頃は親に頼んで3年間塾に通わせてもらってました。(集団授業)
大学生の頃はアルバイトですが塾講師を4年間していました。(個別指導)
子供を塾に行かせるのであれば、子供に合った授業形態を選ばなければ十分な効果を得られません。
そして、どの塾に行かせたとしても親がきちんと塾を利用できなければお金の無駄になることが多いと思います。
今回は、実際に僕が塾講師として働いた経験と子供のころの記憶を踏まえて、子供を塾へ行かせる前に確認するべきことを書いていきたいと思います。
もくじ
塾に行かせる目的
まず、子供を塾に行かせる目的は何でしょう。
僕は自分から塾に行きたいと親に頼んで行かせてもらいましたが、自分で言うのもアレですが稀なタイプだと思います。
実際に塾講師をしていた時の印象では、子供の成績が悪いから保護者が塾に行かせているという場合が多かったです。
そして塾に行かせる目的としては主に
- 受験対策
- 学校の授業についていけるようにする
- 勉強の習慣をつけさせる
などが多いと思います。
子供を塾に行かせるべきかどうかの前に、塾に行かせる目的をはっきりさせましょう。
目的とレベルに合った塾を選ぶ
塾には集団授業と個別指導があると言いましたが、その中でも予習型と復習型といった種類があります。
そして、目的と子供のレベルに合った塾を選べなければ効果は全くと言っていいほど出ないと思います。
2つほど具体例を挙げてみます。
例1.学校の授業についていけるようにしたいという目的がある場合
今現在学校の授業についていけずに困っているのであれば、塾の集団授業にもついていけない可能性が高いです。(集団授業では1人だけに合わせる事は難しいため)
そうすると、個別指導でかつ学校の予習型の授業をしてくれる塾を選ぶべきです。
例2.受験対策が目的の場合
志望校がある程度定まっているのであれば、同じ偏差値くらいの生徒が集まって受ける集団授業で問題ないと思います。
個別指導に比べると安いですし、他の生徒が躓いたポイントもついでに解説してもらえます。
対象は3年生が多いと思いますが、受験問題は殆どが1.2年生の内容だと言われているので、集団でかつ復習型の授業をしてくれる塾を選ぶのがいいと思います。
このように、目的や子供のレベルをはっきりさせた上で、それに合った塾を保護者が選ぶべきです。
子供に合った先生を選ぶ
目的やレベルに合った塾を見つけたとしても、子供に合った先生に教えてもらえなければお金を出す意味がないです。
中学生くらいだと、学校で嫌いな先生の科目がそのまま苦手科目になるというのも良くあります。
それは塾でも同じだと思うので、子供が先生に対してネガティブな感情を持っているなら先生を変えてもらいましょう。
個別指導の塾では入塾前に簡単な性格診断をして生徒と先生のマッチングをしたりしますが、それでも合わない時はあります。
学校だと先生を変えてもらうのは難しいですが、塾だと簡単です。
その塾の中に合う先生がいなければ、そもそも塾自体を変えればいいです。
このように、ただ塾に行かせるだけでなく、子供の様子を見ながら、塾に対しての要望は保護者から言うべきだと思います。
家庭学習の確認をする
どれだけ最高の塾と先生を見つけたとしても、塾で授業を受けるのは1週間のうち1〜2時間くらいですよね。
つまり、圧倒的に学校や家で勉強できる時間の方が長いです。
保護者の中には勉強のことは全て塾に任せたいと思っている人もいるとは思いますが、それでは不十分です。
学校の成績も受験も最終的には相対評価なので、どれだけ他の人より勉強したかで差がつきます。
そのため、学校でも塾でも、決められた授業の時間以外にどれだけ勉強したかが重要になってきます。
学校や塾でも宿題を出して、家で勉強するように指示はしますが、実際に家で勉強しているかを直接確認できるのは保護者だけです。
確認すると言っても、もちろん分からないところを教えるわけではありません。それは塾の先生に任せればいいです。
ただ、全てを塾に任せるのではなく、子供の勉強の管理を保護者も一緒に行うことで、塾での学習の効率も上がります。
保護者にしか出来ないことは必ずあるので、そこまで塾に任せようとしてはいけません。
子供を塾に行かせるべきか
ここまで読んでもらえれば分かる通り、塾に行かせるとしても保護者がやらなければいけないことは沢山あります。
勉強に関することを全て塾に押し付けようとしているのであれば、そもそもそれは間違いなので、塾に行かせるべきではありません。
子供を塾に全て任せっきりにするのではなく、保護者としてもしっかりとサポートしていくことで初めて塾を最大限に利用できます。
そして塾を最大限に利用できれば、成績が良くなる確率はかなり高いと思います。
最終的には子供に「私たちも塾選びから入塾後までサポートするし、一緒に成績良くしよう」ということを伝えて、子供もそれならやってみたいと思えたなら塾には行かせてもいいと思います。
それでも勉強したくないと言われれば塾へ行かせても勉強しないので、行かせるべきではありません。
そして、もし僕みたいに自分から勉強したいと言っているのであれば迷わず行かせるべきです。
実際に僕は塾に行って5教科の合計点数が250点から450点に爆上がりしました。
逆に、友達が行ってるから同じ塾に行きたいという理由で塾に行かせるのは危険なのでやめておきましょう。(塾へ行く目的がないため)
子供からすると、大人は勉強をしていない様に見えているようです。
実際は色々なことを日々勉強してるうえに、子供の勉強をサポートする側に回っただけです。
自分だけ勉強させられている感を持たれるとモチベーションも上がらないと思うので、大人として目に見える形で子供の勉強をサポートするのが一番重要かもしれません。