どうも、Nissyです。
最近、DOG FIGHTのチャンバーのステーが溶接部から折れたため、HARC-PROのチャンバーに交換しました。
NSR250R MC21のチャンバーを交換しました (ドッグファイト → ハルクプロ)
どうも、Nissyです。 NSRを洗車していると、チャンバーの可動域が急に広くなって「え、自由度高すぎ。グランドセフトオートVか?」ってなっていると、 普通にステーが ...
続きを見る
2stのチャンバーは、第2のエンジンといわれるほど重要なファクターです。(ビジネス用語使ったけどたぶん使い方間違ってる)
せっかく第2のエンジンを交換したので、インプレッションをしたいと思います。
動画でも上げているので、よかったら見てクレメンス。
もくじ
2stのチャンバーって何をしているの?
チャンバーがいかに重要かってお話をする前に、まず2stのエンジンについて最低限理解しておく必要があります。
2ストロークと4ストロークの違い (4st・2st)
バイクのエンジンというものは、
- 吸気
- 圧縮
- 爆発
- 排気
の4ステップを行っています。
今主流となっている4stは、これらの4stepをピストン2往復で行いますが、
2stは、
- 吸気&圧縮
- 爆発&排気
というステップで、ピストン1往復で行います。
超簡単に言うと、こんな感じです。
チャンバーの役割
では実際、チャンバーの役割って何なのか。
2stは、ピストン1往復ですべての工程を終わらすわけですが、
そうすると、吸気と排気が同時に行われます。
そうすると何がダメかって、燃焼していない混合気まで排気してしまいます。
それって非常にロスが大きい。
そこで、あの腸のような形状のチャンバーで、いったんシリンダーへ混合気を戻しているわけです。
ここのブログがめちゃくちゃわかりやすく書いてるんで、もっと気になる方はこちらでどうぞ。
チャンバーのインプレッション
2stでチャンバーがいかに重要かがわかったと思うので、
早速、今回の目玉、DOG FIGHT RACINGのチャンバーとHARC-PROのチャンバーで比較していきたいと思います。
DOG FIGHT RACING(ドッグファイトレーシング)のチャンバー
DOG FIGHTのチャンバーは、サイレンサー部分にステーがついていません。
そのため、アンダー部分のステーに大きな負荷がかかります。
僕のチャンバーのステーが折れたのも、おそらくそれが原因と思われます。
純正のブッシュだと確実に折れるので、社外の強化ブッシュに交換した方がいいでしょう。
DOGFIGHTチャンバーの性能
肝心の性能ですが、高回転が非常によく回ります。
低回転域が非常に苦しいのですが、それを補って余りある高回転での出力。
純正のキャブセッティングだと、5000回転までは本当に苦しい。
しかし、それ以上の回転数だと怒涛の加速感があります。
パワーバンドに入った時にはそれはもう音を置き去りにするレベル。
THE 2stって感じの出力です。
高回転を維持できるうまい人だと、DOG FIGHTのチャンバーは確実に満足できる代物だと思います。
DOG FIGHTチャンバーの音
ちょっと僕のDOG FIGHTチャンバーは、サイレンサー部分のウールが少し死んでるくさいので、
すごい爆音がします。
もしかして低速が死ぬほど弱いのはこれが原因か?
HARC-PRO(ハルクプロ)チャンバー
ハルクプロのチャンバーは、ドッグファイトと異なり、サイレンサー部分にステーがついています。
僕が購入したときにはステーがなかったので、いったんタイラップで固定しています。
DOG FIGHTと異なり、サイレンサーのカチ上がり方がGOOD。かっこいい。
HARC-PROチャンバーの性能
ハルクプロのチャンバーは、ドッグファイトのチャンバーよりも、低速でのトルクがあります。(純正キャブセッティング)
街乗りだとこの低速トルクがすごい助かります。
かといって、高回転時はどうなのかっていうと、ちゃんと回る。
(さすがにDOG FIGHTには劣るが、、、)
街乗りレベルだと確実にHARC-PROのほうが乗りやすいと感じました。
それに、高回転を維持できない僕みたいなへたくそは、サーキットでもHARC-PROのほうが速く走れると思う。
HARC-PROチャンバーの音
結構低音な感じでいい。
総評
2stはチャンバーを交換するだけで、大きく乗り味が変わります。
個人的にはHARC-PROのほうが好みでした。
見た目もカチ上がっている方が好きなので。
ちなみに、有名どころで行くと、JHAのチャンバーとかは、HARC-PROよりも低速があるみたい。
一回つけてみたいけど如何せん金がない。