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体験記

2か月で応用情報技術者試験に独学合格したので勉強・対策方法とか書いていきます(体験記)

どうも、Nissyです。

今回は珍しくバイクの話ではなく、資格試験のお話です。

応用情報技術者試験という国家試験に合格しました。

いろいろな人のブログなどを参考にさせていただいたので、今後受ける予定の人のためにも私が合格した体験談を残したいと思います。

受験の動機

今回なぜ受験したかというと、端的にいうと上司に舐められていたからです。

普通に考えればわかることを私が回答しても納得してもらえず、いちいちほかの人に確認させられ、しかもそれのエビデンスまで求めてくるのでめちゃくちゃむかつく。

ほかの人に聞いたらまたそれを鼻で笑われるので非常にストレスに感じていました。

まぁ私に実績がないのがあれなのですが、国家資格を持ってたら舐められることもないかな、と思ったのが一番の動機です。

ほかにも、転職活動を行っている中で以外とこの資格を持っているかどうかで足切りしてくる企業もありました。日本のメーカーはベンダー系の資格よりもIPA主催の資格のほうを重視する傾向が強い気がします。

あとは、骨折してて暇だったのもありますね。。。

 

おそらくこの記事を読まれている方は応用情報に合格したい!と思われている方が多数かと思います。

読んでいる今はモチベーションがある状態だと思いますが、日に日にやる気は下がっていきます。

その時は、しっかりと合格した後のことを想像しましょう。

報奨金が出るって方はそれを使ってしたいことを。

自分の実力を証明したいって人は合格後の周りからの評価を。

しっかり想像すればモチベーションも何とか維持できると思います。

合格できるかどうかは結局モチベーションを維持できるかどうかだったりもします。

 

私のスペック

  • 偏差値50くらいの情報系の学部を卒業。
  • メーカーで3年ほど社内SEとして勤務
  • 基本情報なし
  • ITパスポートなし
  • ほぼプログラミングしない
  • 残業月40時間ほど
  • 通勤往復2時間
  • 在宅週2回

って感じです。

情報系の大学といっても成績は下から数えた方が早いくらいでしたし、さらに向上心もないので4年間ほとんどバイクに乗ってて勉強という勉強はしませんでした。

社会人になって一応社内SEとして勤務してますが、雰囲気で何とかやってる感じです。

正直知識だけでいうと全くないに等しいです。とっつきやすさがすこしあったくらいでしょうか。

ちなみに午前の問題を試しに解いてみたら40点いきませんでした。

応用情報技術者試験とは

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者 参照

を対象者像としている資格ですね。

難易度は?未経験でも受かる?

大体合格率は20%前後と、国家資格の中でも難しい部類に入ります。

 

立ち位置としては基本情報の上、レベル3相当の試験です。

体系

たまにノー勉で受かったとのたまう人がいますが、その人らは実務でそういった仕事をしていたり前提知識が豊富な人なのであまり参考にしない方がいいです。

必ずしも実務経験が必要というわけではありません。

あくまで試験なので、準備を怠ったりしなければどんな人でも受かることは可能だと思います。

勉強時間はどのくらい必要?受かるとすごい?

こればっかりはその人の知識量にも左右されるので何とも言えませんが、合格するためだけなら80時間くらいあれば合格できるんじゃないかと思います。

 

すごいかどうかはわかりませんが、応用情報は広い情報の知識が求められるためこの資格を持っていると「ある程度は知識があるんだな」と認識してもらえるそうです。

世間一般ではあまり知っている人はいません。

あるサイトでは日商簿記1級だとか行政書士レベルだとか言われていますが、合格するだけならそんなに難しくないと思います。

 

受験料(金額)は?

私が受けたときは5,700円でした(2021年7月現在)

 

基本情報を飛ばして受験してもいい?

基本情報と違って応用情報の場合は午後の問題でアルゴリズムを避けることができるので、アルゴリズムが苦手になりがちな文系出身の方とかは応用情報のほうが簡単だととらえる人もいます。

また、午前の問題については正直基本情報と大きな差はないので、飛ばして受験してもいいとはおもいます。

逆に言うと基本情報に受かっていれば、午前は似たような問題が出るので余裕ができると思います。

 

ここに記述する勉強方法の前提条件

今回この記事で書く勉強方法は、あくまで技術者としてステップアップしたりといったものではなく、合格するためだけの勉強方法です。

私自身、応用情報技術者として試験範囲すべてを少なからず理解しようと思ってましたが、範囲がとてつもなく広く、なおかつ難しい。

参考書は本というよりは鈍器に近いです。

範囲すべてを理解するには半年以上は必要だと思います。

受験料が5,700円で落ちるともったいないと思い、私は割り切って合格することを目標にしました。

弁理士などの免除や、会社からの報奨金目当ての方にはおすすめしますが、そうではなく自己研鑽が目的の方は回れ右でお願いします。

まぁそれでも、この勉強方法でも普段やっていることを体系的に理解できるくらいにはなるかとは思います。

使用した参考書

使用した参考書は以下の二つです。

キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者

800ページほどある本なのか凶器なのかわからない本ですが、イラストがメインなのでとっつきやすいです。(下記リンクは令和3年のものなのです。最新のものを購入してください)

 

内容についてもかなり優しいので、文系出身の方や私のように知識が乏しい人には一番良いかもしれません。

もし受験までの時間に余裕があれば、過去問を解く前に一通り目を通しておくとかなり理解しやすくなると思います。

私は余裕がなかったので午前の過去問を解いていてわからない際に引用する感じで使ってました。

ストラテジやマネジメントについてはあまり深くは触れられていなかったりするので、そこはグーグルなどでフォローしましょう。

基本情報にもうすでに受かっている方や、知識に自信ニキはなくて大丈夫です。

 

応用情報技術者 午後問題の重点対策 (重点対策シリーズ)

過去出てきた過去問の中でも、特に重要なパターンの問題を厳選してくれてます。

(下記のリンクは2021年のものです。最新のモノを探して購入してください)

 

めちゃくちゃわかりやすいってわけでは個人的にはないと思うのですが、午後問題の分野別で出る可能性のあるパターンすべてを網羅してくれていると思うので、これに載っている問題を理解できれば合格点には達することができると思います(半分運もありますが。。。)

参考書にお金をかけたくない!って人は、過去問道場のサイトに午後問題もあるのでそれで対策するのでもいいと思います。この本ほどしっかり解法を書いてくれてはいませんが。

応用情報に合格するための勉強

ここでは実際に合格するために行った勉強方法について書いていきたいと思います。

午前問題の対策方法

午前の対策方法はたった一つだけです。ひたすら過去問を解いていくこと。

応用情報の午前は80問出されますが、なんとそのうちの半分、40問ほどは過去問と全く同じ問題が出ます。

なので極端にいうと、過去問をすべて丸暗記してあとはわからなくても適当に埋めればよほど運が悪くなければ合格できます。

受験される年の直近2期分からは出題されない(らしい)ので、それ以降の年の問題をひたすら解きましょう。

過去問は有志の方がまとめていただいた下記のサイトが非常に有用です。

応用情報技術者試験ドットコム

説明も非常にわかりやすく、このサイトがなければ応用情報の合格率は5%は下がると思う。

私の場合は過去5年分(80問×2回×5年=800問)を解きました。

不安な方や時間に余裕のある人は10年分とかでもいいかも。

量だけ見れば多いように感じますが、半分くらいは過去問と同じ問題がでているので、実際は500問くらいです。

わからなかった問題はしっかり回答を見て理解すること。

回答を見て、理由がわからないところはキタミ式の参考書でしらべてください。

ここでQに対するAを理解しておくと、午後の問題でも役立ちます。

これだけ解けば、まず午前は合格点に届くかと思います。

最悪、どう頑張っても理解すらできない問題はもう答えを暗記するくらいでもいいかもしれません。

 

ここで「試験勉強ちゃんとやらなくちゃ!」みたいに気負わなくて大丈夫です。

皆さんがいつもツイッターだったりYouTubeを見てる時間を、この応用情報技術者試験ドットコムに捧げてください。通勤で暇な時間や、手持無沙汰でとりあえずYouTube見るとかをやめて、代わりに過去問を解くくらいのイメージがモチベーションを維持するコツだとおもいます。

午前対策は過去問をひたすら解くだけ。これを1か月で終わらすことを目標にしましょう。

 

午後問題の対策方法

午後問題は長文形式の問題が全部で11問準備されており、その中から5問を選択します。

問1のセキュリティのみ必須で、それ以外で4問を選択します。

  1. 情報セキュリティ
  2. 経営戦略
  3. プログラミング
  4. システムアーキテクチャ
  5. ネットワーク
  6. データベース
  7. 組み込みシステム開発
  8. 情報システム開発
  9. プロジェクトマネジメント
  10. サービスマネジメント
  11. システム監査

午前の問題が基本的な問いに対する答えだったのですが、午後はそれを実際に応用(使用)したときにどうなるか、という問題になります。

3Pほどある問題を読み、回答を記述する必要があるため読解力も求められます。

 

応用情報の鬼門は間違いなく午後でしょう。

運が良ければ勉強なしでも合格することが可能(特に文系問題を選択すれば)ですが、運が悪ければどれだけ勉強しても受かりません。

4問選択ですが、できれば6問くらいは解けるように練習しておいたほうがいいでしょう。

僕の場合は

  • 経営戦略
  • 組み込みシステム開発
  • 情報システム開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

の6つを準備していきましたが、当日の問題は組み込みと情報システムがすさまじいくらい難しく感じたため、それ以外を選択しなんとか合格できました。(令和3年春はやけに文系問題が簡単だった)

 

合格するために最も重要なことは、簡単な問題を選択できること、だと思います。

毎年難易度が低い問題もあれば高い問題もあり、非常にムラがあります。

その中でしっかりと簡単な問題に対応できるように、先ほど書いた通り6問くらいは準備しておいた方がよいでしょう。

 

午後の問題の特徴などについてはまた別途違う記事で書こうと思います。

ちなみに、午前の問題で理屈はわかるけどよくわからないって問題がある場合は、午後をあえて解くことで実際に身の回りでどのようにその技術が利用されているのかがわかるのでお勧めです。(例えば公開鍵とか)

おすすめの勉強法 DBD勉強法

これは私が発明した勉強方法ですが、人気ゲームDead by Daylightをしながら勉強することです。

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参照

このゲーム、プレイ人口が少ないのか21時を回ると極端にマッチしなくなります。

Apexとは段違い。プレイ時間の半分は待機時間だと思います。マジで。

その時間に過去問を解く。これが私の考案したDbD勉強法です。

程よいタイミングでマッチするので勉強疲れもなくいい感じにストレス解消になります。キャンプされたら逆にストレスが溜まりますが。

DbDのアクティブユーザが少ないおかげで合格したといっても過言ではありません。

ありがとう、DbD。

冗談に思う人もいるかもしれませんが本当におすすめです。

これを機会に皆さんもぜひDbDやってみてください。

でもアクティブユーザが増えると相対的にこの勉強方法の効率が落ちるので注意が必要です。

 

まとめ

合格したからって何かがあるわけではないですが、ベンダーさんと話していてもわからない単語がなくなったのと、実際に業務していくうえで何となくやっていたことを体系的に理解できたのは非常に大きかったです。

あとは自信にもつながりました。

結局資格を持っていてもそれを活かせないと意味がないので、まぁなんか適当に頑張ります。

 

基本的に机に向かって勉強するのが嫌いなのですが、この勉強はスマホで簡単に勉強できたので何とか続けられましたし、勉強する習慣が付いたのが一番良かったかも。今はもうその習慣もなくなりましたが。

 

また暇になったら高度情報か適当なベンダー試験でも受けてみようと思います。

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