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カスタム バイク

【DIY】バイクのカウルを缶スプレーを使って自分で塗装しました【スプレー】

どうも、Nissyです。

最近雨が続いてあまりバイクに乗れないので、カウルを塗装しました。

バイクの塗装って、業者に頼むと本当に目が飛び出るくらい高いですよね。

それこそNSRの塗装を業者に見積もると2色の塗り分けだけで10万を超えてさすがに相見積もりすら取る気が失せました。

Twitterで「全員金持ちにする!#し○う投資」みたいな投資をしている人ならポンって出すのかもしれないのですが、

僕は収入が少ないので業者に頼むのは断念。

そもそも、見た目の色を変えるだけにそんなにお金をかけるなら、ブレンボのラジポンとか買うわな。

 

ということで、今日はカウルの塗装を自分で行うにあたっての仕方や注意点について、書いていきたいと思います。

あくまで素人なので参考程度にお願いいたします。

今回は下のNSR250Rの汚いサイドカウルを、白色と紺色に塗っていきます。

カウルを自家塗装するにあたり準備するもの

まずは準備する物を。

今回はボデーペンで有名なソフト99工房さんで行いますので、

それに合わせて必要な物をまとめていきます。(ほかのメーカーだと必要なものが変わるので注意してください。

必須

まずは塗装するにあたり必ず必要なものです。

耐水ペーパー

塗装する表面をならしたりするのに必要です。

320番、800番、1500番、2000番あたりが必要になってきます。

サイドカウル一枚で一般的な紙やすり0.5枚くらい使いました。

僕はホームセンターで揃えましたが、アマゾンで便利そうなのがあったのでこっちの方がいいかも。

塗装するのに必要な番手がすべてそろうし、すでに使いやすいサイズで切ってくれてる。

 

研磨用・あて木コルク サンディングブロック

これもなくてもいいと思う人もおられるかもしれませんが、平面を出すのに必須です。

耐水ペーパーで研磨時にこれを使うのと使わないとでは仕上がりに大きく差が出ます。

 

缶スプレー

塗りたい色の缶スプレーを準備しましょう。

今回はソフト99のボデーペン。

今回の手順はソフト99のボデーペンを使う前提の手順なので、参考にされる際はご注意ください。

 

プラサフ

下地作りで必須のプラサフです。

プライマーとサフェーサーが一緒になったやつをプラサフと呼びます。

プライマーはカウルと塗料の接着剤的な効力があり、サーフェーサーはカウルの細かい凹凸を平らにします。

塗りたい色が白色であれば、ホワイトプラサフがオススメですが、別にグレーのものでも問題ありません。

サイドカウル一枚で1缶使いきったので、全カウルを塗装するなら2本以上はいるかも。。。

 

ウレタンクリアー

クリアコーティングで必要なウレタンクリアーです。

基本的には塗料と同じメーカーの物を使用するのがいいと思います。

今回はボデーペンのウレタンクリアを使用します。

 

洗剤とスポンジ

塗装するにあたり、カウルの表面を脱脂する必要があります。

食器用洗剤とかでもいいのですが、気になる方はシリコンオフとかを使った方がいいかもです。

僕は心配性なので、食器用洗剤で洗った後にパーツクリーナーで脱脂しましたが、

下記のような専用のシリコンオフを使う方がいいかもです。知らんけど。

 

必須なものはこのくらいだと思います。

任意

ここからは、カウルの補修とかが必要な人が準備するべき物を書いていきます。

あとは、これもあると幸せになるよって物も。

ポリエステルパテ(カウル補修)

カウルに傷やへこみがあった場合、塗装すると目立ってしまうため、ポリパテで補修しましょう。

ポリパテの使い方はここでは書きませんが、下記の物であれば、裏面に使い方がわかりやすく書かれているので、問題ないと思います。

実際めちゃくちゃ簡単です。

もしポリパテを使用される際は、水研ぎすると水を吸収してしまうので空研ぎするようにしましょう。

 

FRP補修キット(カウル補修)

もし塗装したいカウルがFRPで、穴が空いていたりした場合、補修が必要です。

へこんでいるだけとかであればポリパテを盛ればいいのですが、穴が空いていた場合はFRP補修キットを使用するべきです。

これも簡単にできるので今回の記事では記述しません。

 

コンパウンド

仕上げに使用します。

ウレタンクリアーを吹けば十分艶がでるので僕は使用しませんでしたが、これを使用するとまぁめちゃくちゃピカピカになる。

完璧を求める人はぜひ。

 

準備するものは以上です。

 

バイクのカウルを塗装する手順

では早速塗装の手順を書いていきます。

塗装を行う時の前提条件としては、必ず気温が5度以上で、なおかつ湿度が85%以下の時に行うようにして下さい。

(下地作りとかはいつでもOKです。)

雨が降っている時は絶対にしてはいけません。

また、風が強い日もアウトです。(汚れが飛んできてムラの原因になる)

 

FRPカウルの補修をする

今回塗装するカウルがFRPでなおかつ穴が空いている場合、最初にFRPの補修をしてしまいましょう。

裏側にアルミテープを巻いて、FRP補修キットを塗りたくるだけなので割と簡単にできます。

 

純正ステッカーを外す。

塗装する時に、純正ステッカーがついていると段が出来てきれいに塗装できません。

なのでまずは純正ステッカーを外していきます。

純正ステッカの剥がし方についてはTommyが下記の記事で簡単に書いているので良ければ参照ください。


純正ステッカー、しっかり貼られているので剥がし辛いと思いますが、ドライヤーなどで温めながら剥がすと面白いくらいきれいにはがれます。

ちなみにはがした後は再利用できないくらいクルクルになるので、もう元には戻せませんので覚悟してください。

万が一はがした後にステッカー跡が残った場合、中性洗剤をつけて洗ったり、消しゴムで擦ったりするときれいになります。

 

表面を耐水ペーパー320番で削る(足つけ)

ステッカをはがしたら、耐水ペーパーの320番手で削っていきます。

塗料はある程度表面がギザギザしていないとうまく密着してくれないため、表面をざらざらにする必要があるためです。

ここで手を抜くと塗装がはがれやすくなってしまうため、手を抜かずに行いましょう。下地で塗装の出来は100%決まるといっても過言ではありません。

削るとこんな感じになります。元を考えるとこれでもめちゃくちゃきれい。

 

ポリパテで表面を補修する

もしカウルにへこみや傷がある場合は、ポリパテで補修しましょう。

へこんでいる部分や傷がある部分にポリパテを盛り、硬化するまで待機します。

一応1時間くらいで硬化すると思いますが、主剤と硬化剤の配分を間違うと硬化が遅くなることもあるので注意してください。

心配な人は1日おいてもいいかもしれない。

完全に硬化したら、320番手のペーパーで空研ぎをして、手で触っても段差を感じないくらいになればOKです。

必ず空研ぎでしてください。水を含むと膨張しちゃうので。

 

脱脂

320番で削り切ったら、次はプラサフを吹くための下準備を行います。

脱脂をしないと塗料をはじいてしまうので、入念に脱脂してください。

脱脂後は極力塗装面には触れないように。人の手の油も気にしましょう。

 

プラサフを吹く(下塗り)

脱脂が完了したら、プラサフを吹いていきます。

塗料は人肌程度の温度に温めておくと出が良くなるようなので、お風呂を沸かして一緒に入浴でもしておきましょう。

 

プラサフは、何回かに分けて吹き付けていきます。

プラサフは垂れたとしてもそのあとにまた研ぐので、ちょっと厚く塗りすぎたかな?程度で大丈夫です。

下地の色が目立たなくなるまで何回も繰り返して塗りましょう。

プラサフを塗った後のカウルがこちら。

今回は白色のプラサフを使用しました。

ここでへこみや傷、段差が気になる場合は、再度パテ→ヤスリ→プラサフの手順を行いましょう。

800番手の耐水ペーパーで削っていく

プラサフは大体30分から60分で乾くので、乾ききったことを確認したら、

次は800番手の耐水ペーパーで削っていきます。ここも結構根気がいりますが、ここでも手を抜くときれいに塗装できないので入念に。

手で触って段差がなくなるまで行いましょう。

削り切ったら再度脱脂を行います。

 

缶スプレーで塗っていく

ここからついに缶スプレーで本塗りしていきます。

二色を塗り分ける場合はマスキングしましょう。

ちなみに、塗り分けるときにカーブを出したい時があると思います。その時は下記のマスキングテープがおすすめ。

実際に使ってみるとこんな感じです。結構綺麗な曲線になる。

話を戻して、ここからミスをするとまた一からのやり直しになるので、気を抜かずにしましょう。

サイドカウル一枚で缶1.5本使用するので、買うときの本数は注意しましょう。

 

まずはプラサフと同じく、缶スプレーを人肌程度に温めてください。そうすることで出が良くなります。

そして早速吹いていきます。

 

塗るときは、一回で塗るのではなく、4,5回に分けて重ね塗りしてください。

一回では薄く塗る感じで。そうしないとすぐ垂れてきてしまいます。

塗って少しおいて、また塗ってを繰り返します。

 

また、吹いている間は常に一定の力で、一定の方向に手を動かしていくようにしてください。

均一に塗料を塗らないとムラの原因となるので、細心の注意を払ってください。

少しでも塗料が厚い部分と薄い部分が出てくると、ムラが目に見えてわかってしまいます。

慎重に塗っていきましょう。

 

ウレタンクリアーを吹く

塗料が濡れたら、2,3分後にウレタンクリアを吹いていきます。

ちなみに、今回はソフト99工房さんのボデーペンとウレタンクリアを使用しているので、塗装後2,3分でウレタンクリアを吹けますが、

もし塗料とウレタンクリアが別メーカーだったり、そもそもソフト99工房製ではない物を使用されている場合はこの限りではありません

その場合は、塗料を乾かしたあとに、一度乾かして、1000番手のペーパーで削って脱脂という手順を踏まないといけなくなるので注意してください。

 

実はこのウレタンクリアを吹く作業が一番ミスが発生しやすい部分なので、ここも細心の注意を払うようにしてください。

もうほとんど終わりなのに、ここでミスが発生すると目も当てられません。

例えるならば、ファイアーエムブレムの闘技場でレベル上げを行って、ほとんどのキャラが20Lvに上がったところで相手に必殺を出されて味方が亡くなってしまうみたいな感じです。

 

ウレタンクリアも同じく3,4回ほどに分けて塗るように、垂れないように細心の注意を払うようにしてください。

吹きかけるときは、大体2,3分ほどおいてから再度吹きかけるようにしてください。

その後、乾燥させて次のステップに行きます。

ウレタンクリアは乾くのが非常に遅いです。およそ一週間ほど置くようにしましょう。

冬場であれば10日ほどは置いておいた方が吉です。

 

今回はサイドカウル一枚だったのですが、ウレタンクリアがかなり余りました。

車体全部の塗装で2本あれば足りると思います。

ちなみにウレタンクリアは一度使うと硬化が始まるので、全部のカウルを塗装するときは、一気にすべてのカウルをウレタンクリアで吹けるように準備しておきましょう。

 

クリアを吹いたあとがこちら。最高。

 

1500番、2000番の耐水ペーパーで削る

ウレタンクリアが乾いたら、ここからはもうミスする要素はほぼありません。ひたすらきれいに削るのみです。

ただ、一点だけ注意が必要で、あまり力を込めて削らないでください。

力を込めすぎるとクリア層を剥がしてしまい、下の塗装地が出てきてしまいます。

ちなみに、ウレタンクリアをしただけでも十分きれいになるので、それで満足な人はこの後の作業はしなくてもいいっちゃいいです。

した方がきれいになりますが。

 

1500番、2000番の耐水ペーパーできれいになるまで削っていきましょう。

コンパウンドで磨いていく

最後に、コンパウンドで磨いていきます。

このコンパウンドを最後までやるとめちゃくちゃきれいになるのでオススメです。

 

以上で塗装は終了です。

 

最後に

グラインダーとかポリッシャーの電動工具がほしくなりますね。

あと、普通にだるかったので塗装業者の費用は正直安いレベルだと思う。

 

 

 

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