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バイク 体験記

「バイクはいいぞ」は本当なのか。メリットデメリットから考えてみる

どうも、nissyです。

Twitterとかで、バイクに乗っていない人に対して「バイクはいいぞ」と布教するリプライなどをよく見ますが、「バイクはいいぞ」というワードだけで具体的にどういいのか言っている方はあまり見ません。

バイクに乗り始めて8年。

スクーター、ネイキッド、ツアラー、レプリカ、モタード、オフロード、SSなどさまざまなタイプのバイクを乗り継いできました。

また、公道だけではなくサーキットや林道なども経験しました。

鎖骨骨折、肋にヒビ、大腿骨複雑骨折など、辛い経験もしてきました。

その今までの経験から、本当に「バイクはいいぞ」なのかどうか、メリットデメリットを挙げつつ、今一度真剣に考えたいと思います。

バイクのメリット

まずはバイクのメリットを考えていきたいと思います。

実際に書いていて気づきましたが、主観によって変わる普遍性のないものばっかり…

渋滞に巻き込まれない(すり抜けができる)

信号待ちや渋滞時のすり抜けができることは、バイクの大きなメリットだと思います。

ちなみに、すり抜けは場合によっては違法になることもあるのでしっかりと道交法を理解しておきましょう。

操作している感覚が車よりも強い(気がする)

バイクはスクーターを除けば、殆どがMTということもあり、自分が操作している感が強い気がします。

また、ニーグリップでバイクを安定させたり、車と違って曲がるときに重心を移動させたりと、人馬一体といった操作方法が余計そう感じさせるのかもしれません。

コストパフォーマンスが高い

パフォーマンスって言っても人によって何を重視するかは変わるかと思いますが、今回はわかりやすく「出せる速度」とします。

コストは普通に車体代ですね。

車で300km/hを出す車を買おう/準備しよう となると、結構なお金がかかると思います。

日本車であればGTRとかNSX、LFAとかでしょうか?あまり詳しくないのでアレですが。

しかし、バイクであればそれこそ中古のリッターSSであれば100万ほどで調達出来ます。

新車でも200万〜300万ほどでしょうか。

そう考えると安く思えますね。

爽快感がある

身体がむき出しなだけあって、やはり外界との境界がなく、非常に爽快感があります。

〇〇スカイラインとか、景色が良いところを風を感じながら走っているときは最高です。

まぁ、身体がむき出しなことで生じるデメリットの方が強いと思いますが。

初期投資が安(参入障壁が低い)

「コストパフォーマンスが高い」という項とちょっと重複しそうですが…

自治体によると思いますが、普通自動車の免許って普通に取ると30万とかしますよね。

それに比べて普通自動二輪の免許は7万とかで取れます。(これも自治体によりますが)

普通自動車の免許を持っているともっと安くなります。

さらには、ピンキリですが車体も車に比べて安いものが多いです

仲間意識が高い

これは人によってはデメリットに感じる方もいるかもしれませんし、他のコミュニティを知らないので強く言えないのですが、仲間意識がやけに強い気がします。

いわゆる「ヤエー」とかそうじゃないですか?知らない人に挨拶をする習慣があるコミュニティってなかなか無いと思います。

乗っている姿がカッコいい

これも主観によりますが、かっこいい。

車とかだと運転席でカッコつけても誰にも見られないですからね。

バイクのデメリット

つぎはデメリットです。メリットはあまり思いつきませんでしたが、デメリットは結構出てきますね。

事故が起きた時の死亡率が高い

一番大きなデメリットですね。

やはり身体がむき出しになっているため、車に比べて断然事故を起こした時の死亡率がたかいです。

ここで詳しく死亡率についてまとめられています。

危ない乗り物というイメージがあるバイクですが、その通りのようです。

自分がどれだけ注意してても、どれだけプロテクターをつけていても、車に追突されるとこちらが大怪我します。

親や友達にバイクに乗ることを止められる、と言った経験をされた方も多いと思いますが、この結果を見るとその気持ちがよくわかりますね。

天候の影響をモロに受ける

晴れの日はいいんですが、雨の日は滑るわ気持ち悪いわで最悪です。

スタッドレスなんてものはバイクにはないので、雪が降るともう終わりです。

北海道とか3ヶ月くらいしかバイク乗れないのでは?

夏は暑いし冬は寒い

バイクに乗っていない方は、夏にバイクを見て「気持ちよさそうー」と思うらしいですが、普通に暑いです。受ける風がもう暑い。

しかも日差しとアスファルトからの照り返しで常にサウナ状態です。

冬に関してはもう言わずもがなですね。

風速1メートルにつき体感温度は1℃(ざっくり)下がるらしいです。

例えばでいきますが、

  • 60km/hで走行
  • 湿度60%
  • 気温3℃
  • という環境でバイクに乗っていたとしましょう。ちなみに風は吹いていないこととします。
  • ミスナールの計算式ってやつで体感温度は求められるらしいので、上記の条件を計算式にはめ込んで計算してみます。
  • すると、-14℃と出ました。寒すぎワロタ。北海道かな?
  • 不安定(自立しない)

    当たり前ですが、タイヤが二つしかないので自立しません。

    車高が高いバイクとかだと足付きが悪くて諦めないといけないこともあったりなかったりします。

    台風が来る時とか、風で倒れたりもするので注意が必要です。

    荷物が積めない(積載性が皆無)

    車と違って荷物があまり積めません。

    シングルシートとかにするとさらに積めなくなります。

    サイドバッグやシートバッグなどで拡張は可能ですが、やはり車には到底敵いません。

    バイクはいいぞーは本当なのか

    メリットとデメリット、今までの経験をもとに、本当にバイクはいいぞーなのかどうかを考えていきます。

    バイクという乗り物は、やはり身体がむき出しということで必然的に車に比べて危険です。

    (この危険は、慎重に運転をすること、プロテクター入りのライディングウェアを着用すること、メンテナンスをしっかりすることを守れば最小限に抑えられます。)

    実際に私はバイクに乗るまでは骨折の経験はありませんでしたが、バイクに乗り始めてから3本折ってます。

    公道で単独ですが事故を起こしたこともあります。(今思うと誰も巻き込まなくて本当によかった)

    移動手段と考えたら、断然車の方がいいでしょう。快適だし安全だし。

    バイクに乗る人は、確実に乗らない人に比べて死ぬ可能性は上がってしまいます。これは仕方がないことです。

    Twitterで「バイク乗りはバイク事故で死んではならない。バイクに乗ることを許してくれた両親や友達のためにも」みたいなツイートを見たことありますが、その通りだなと。

    後悔というものは先には立ちませんが、一度立ってしまうと絶えることはありません。

    骨折をしただけでも「あの時こうしておけば…」と後悔します。

    事故を起こし、亡くなって、残された家族、友人がどう感じるのか、「あの時バイクに乗ることを止めていれば…」と後悔するかもしれません。

    5ちゃんねるのスレで「今年交通事故で亡くなる3000人は、今何を考えて何をしているのだろう」みたいなスレがあって、色々考えさせられました。

    車やバイクが生まれてからこれまで、年々法改正が進んだり(飲酒運転の罰則化など)、乗り物自体の安全性能も日々進化してきました。

    しかし、年間で3000人ほどは毎年、交通事故で命を落とされています。

    たとえどれだけ慎重に運転してても、どれだけプロテクターをつけていても、死ぬ可能性はあるわけで、それは自分かもしれない。

    その3000人のうちに入ってしまうという可能性の話です。

    バイクを乗るときは、そういったことをしっかりと理解をし覚悟を決める必要があると僕は思います。

    知り合いにはトラックに轢かれて後遺症が残っている人もいます。

    じゃあnissyはなぜバイクに乗っているのか?と言う話になりますが、正直自分でもわかりません。

    鎖骨骨折したときはめちゃくちゃ痛かったし、100万で買ったGSX-R1000はボロボロになりました。(幸いカウルとかだけで、致命的な故障はなかった)

    大腿骨を骨折したときは本当に辛かったです。リハビリとか手術とか。(8/17日骨折して1/18日現在、まだ治ってません)

    この骨折は全て自分が悪いのでアレですが。

    でも、大腿骨が治れば、またバイクに乗ろうと思ってます。

    社会人になった今、乗れる時間は少ないです。

    大学の頃に一緒に走っていた何人かは、バイクを降りて車に乗り換えたりもしました。

    でも、何故かバイクを降りることができない。

    自分にはこれしかないから、かもしれません(これ以外に趣味と言えるものがない)

    大学の頃に友人と泊まりで九州や熱海、栃木、長野へツーリングへ行き、宿で酒を飲んで笑いあう。そんな楽しい思い出の補正がかかっているからかもしれません。

    入院中に降りた方がいいと何回も考えましたが、どうしても降りる気になれない。

    頭に残ったエンジンの悲鳴にも似たサウンド、エキゾーストから放たれるノーツ(音)。

    やっぱりバイクっていいなって自分は思います。

    こんな人がいるから、バイクというものが淘汰されずに残っているのかもしれませんね。

    でも、景色の良いところへバイクで行った時の爽快感は一度感じてみてほしいです。

    例えば、下記の動画は長野にあるビーナスラインへ行った時の動画です。

    むき出しになっているからこそ、全身で自然を感じられます。本当に最高。

    原付でもいいので、一回こういう場所へ行ってみると、バイクの良さを感じられるかもしれません。

    荷物は積めないし、天候には左右されるし、運転は車よりも疲れるしであまり良いところはないと思うかもしれません。

    でも、例えばでいくと、キャンプって今流行ってるじゃないですか。

    キャンプってどう考えても不便じゃないですか。ご飯作るならIHとかガスコンロがあった方がいいし、テントの中で寝袋で寝るよりも家でベッドの上で寝たほうが気持ちいいに決まってる。

    でもそれでも流行っている理由としては、その不便さ、不自由さが一段と非日常感を強めてくれているからだと個人的には思うんですよね。映えるってのもあるかもしれませんが。

    そう考えるとバイクは非日常感を感じるのに最高なわけで。

    こればっかりは百聞は一見にしかずだと思うので、実際に乗ってみてとしか言えないのが非常にもどかしいですね。

    こんなかんじで、結構デメリットを強く主張しましたが、それでもやっぱりバイクはいいぞーと、僕は思います。

    安全にバイクに乗るために

    先程、事故を起こした際の死亡率が高いから、バイクは危ないよって言いましたが、自分が気をつけることでその可能性を減らすことは可能だと僕は思っています。

    大事なのはバイクが危険であるということ、交通弱者であることを正しく認識すること。

    現に僕の鎖骨骨折、肋のヒビ、大腿骨骨折は、自分の腕の過信や、プロテクターがないこと、タイヤの磨耗による骨折でした。

    常に慎重に運転する

    かもしれない運転って教習所で学ぶと思いますが、それを常に忘れずに運転しましょう。

    交差点に入るときは常に用心深く、気を張りましょう。その分疲れますが仕方ありません。

    自分の運転を過信してはいけません。

    プロテクター入りのジャケット・パンツを着用する

    プロテクター入りのジャケットやパンツを履きましょう。

    当たり前ですがヘルメットは着用してください。できればフルフェイス。

    死亡事故のほとんどは胸部と顎の強打らしいので、胸部プロテクターとフルフェイスは必須だと僕は思います。

    ちなみに千原ジュニアさんは昔交通事故を起こしたときに「フルフェイスだったら死んでいた」と医者に言われたらしいですが、それはかなりマイノリティな事故だと思います。

    メンテナンスは入念に

    バイクは乗り続けていると必ずどこかが消耗します。チェーンとかタイヤとか。

    カスタムをするのもいいですが、そう言った消耗品関係にも常に気を配りましょう。

    タイヤやチェーン、ブレーキなどに不調があると、下手すると命に関わります。

    最後に

    結局、バイクはいいのか悪いのかよくわからない記事になってしまいましたが、危険を最小限に抑えるように努力してバイクに乗ってみると、ちょっとだけ世界が変わると思います。

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